本Testimonialsシリーズは、昨年2014年10月に米Wildcard Program主催による北米シリコンバレー・ “ガチ” VC/エンジェル向けピッチ・ロードショー企画<Wild Tour Kickoff 2014>にご参加をされた日本の起業家/スタートアップ経営者による経験談を掲載させていただくものです。
株式会社KEYNOTERS 代表取締役
岩丸珠緒氏
岩丸珠緒氏
私の究極の目標は、“一つでも多くこの世界にある垣根を取り除く”ことです。
文化・宗教・政治など、お互いの主義主張を認めた上でそれぞれを尊重し助け合う。それが理想的なグローバリゼーションだと考えていますが、日本ではいまだ様々な分野に垣根があり、それが障害となってグローバル化が進んでいないように思います。特に情報・教育の分野で深刻な遅れを感じます。それを解決するべく、これまでとは異なったアプローチによってその部分に改革を起こしたいと思い立ち、起業の準備を進めておりました。
「世界とつながろう」と言っている本人の心の中にももちろん垣根はあります。
私は帰国子女でも大学留学経験もないので、特に英語で論理的に説明をするというのは苦手中の苦手。しかし外国人と深い話をする、ビジネスをする、となったらまず身につけなければならないスキルです。私が今後仕事する上で非常に重要なポイントだと思いましたので、度胸試しも兼ねてこのWild Tour 2014に参加することを決意しました。
それまで英語でプレゼンテーションするということは経験が無い訳ではありませんでしたが、会社の一社員として担当業務を説明することと、アントレプレナーとして投資家たちへビジネスプランをプレゼンするのとではレベルが違いすぎます。また、シリコンバレー出発前の時点では私のビジネスプランはまだまだ青写真段階で、日本語でさえも文章としてきっちりまとめたものはありませんでした。
そんなゼロ状態から、熊谷さん、長坂さんはがっつり相談に乗ってくださり、プレゼン資料の作成をサポートいただきました。まずは全体のストーリー作りからプレゼンのドラフトを作成。コテコテの日本人英語がバイリンガルである熊谷さんの手によってエレガントな表現へと見事に修正され、それだけでもかなり元が取れた?と感じた瞬間でした。
そこからいよいよスライド作り。ストーリーに合わせた図柄、写真を考えるのですが、日本人とアメリカ人の感覚や捉え方の違いを考慮しながら作っていくのはとても勉強になりました。ツアー前はスライド作成と原稿を暗記するところまで準備すれば大丈夫と思っていましたが、やはり現実はそんなに甘くないということをその後身を以て体験することになります。
さすがは世界のシリコンバレー。どの投資家も、どの銀行家も、どの起業家も、ほとんど同じポイントを突いてきます。総じて日本人の説明は具体的な数字や事例が足りていないことが多く、客観的また直感的に判断を下すベンチャーキャピタリストにとっては、数十秒聞いただけで問題点が見えてしまうのだということをまざまざと見せつけられました。
次のプレゼンではなんとかもっと自分の思いを伝えられるようにと、毎晩ホテルに帰ってからプレゼンを修正。時差ボケや旅の疲れもある中辛い作業でしたが、このプロセスによって却って自分のビジネス内容をブラッシュアップさせることができたと思っています。
もう一つこのツアーでの大きな収穫は、「仲間」です。
参加者は私を含めて7名。全員それぞれビジネスプランは異なっているものの、プレゼンターとしては良きライバルでした。また同時に、異国の空の下、プレゼン成功という同じ目標に向かって一緒にがんばった仲間でもありました。同じ体験をした者にしか分からない感情や思い。
起業は孤独との戦いでもあります。この先別々の道を進むとしても、この経験を共有できたことは大きく、特別な信頼関係を構築することができたと考えています。
このような結果を与えてくれたWild Tour 2014にはとても感謝しております。
本気で投資家にアピールしたいという人にも、起業前にまずはスタートアップのメッカであるシリコンバレーに行ってみたいという人にも、Wildcard Programが手掛ける企画はなんらかの気付きを与えてくれるものと思います。
※リンク:
株式会社Keynotersホームページ: http://keynoters.co.jp/
同社Facebook公式ページ: https://www.facebook.com/keynoters
文化・宗教・政治など、お互いの主義主張を認めた上でそれぞれを尊重し助け合う。それが理想的なグローバリゼーションだと考えていますが、日本ではいまだ様々な分野に垣根があり、それが障害となってグローバル化が進んでいないように思います。特に情報・教育の分野で深刻な遅れを感じます。それを解決するべく、これまでとは異なったアプローチによってその部分に改革を起こしたいと思い立ち、起業の準備を進めておりました。
「世界とつながろう」と言っている本人の心の中にももちろん垣根はあります。
私は帰国子女でも大学留学経験もないので、特に英語で論理的に説明をするというのは苦手中の苦手。しかし外国人と深い話をする、ビジネスをする、となったらまず身につけなければならないスキルです。私が今後仕事する上で非常に重要なポイントだと思いましたので、度胸試しも兼ねてこのWild Tour 2014に参加することを決意しました。
それまで英語でプレゼンテーションするということは経験が無い訳ではありませんでしたが、会社の一社員として担当業務を説明することと、アントレプレナーとして投資家たちへビジネスプランをプレゼンするのとではレベルが違いすぎます。また、シリコンバレー出発前の時点では私のビジネスプランはまだまだ青写真段階で、日本語でさえも文章としてきっちりまとめたものはありませんでした。
そんなゼロ状態から、熊谷さん、長坂さんはがっつり相談に乗ってくださり、プレゼン資料の作成をサポートいただきました。まずは全体のストーリー作りからプレゼンのドラフトを作成。コテコテの日本人英語がバイリンガルである熊谷さんの手によってエレガントな表現へと見事に修正され、それだけでもかなり元が取れた?と感じた瞬間でした。
そこからいよいよスライド作り。ストーリーに合わせた図柄、写真を考えるのですが、日本人とアメリカ人の感覚や捉え方の違いを考慮しながら作っていくのはとても勉強になりました。ツアー前はスライド作成と原稿を暗記するところまで準備すれば大丈夫と思っていましたが、やはり現実はそんなに甘くないということをその後身を以て体験することになります。
さすがは世界のシリコンバレー。どの投資家も、どの銀行家も、どの起業家も、ほとんど同じポイントを突いてきます。総じて日本人の説明は具体的な数字や事例が足りていないことが多く、客観的また直感的に判断を下すベンチャーキャピタリストにとっては、数十秒聞いただけで問題点が見えてしまうのだということをまざまざと見せつけられました。
次のプレゼンではなんとかもっと自分の思いを伝えられるようにと、毎晩ホテルに帰ってからプレゼンを修正。時差ボケや旅の疲れもある中辛い作業でしたが、このプロセスによって却って自分のビジネス内容をブラッシュアップさせることができたと思っています。
もう一つこのツアーでの大きな収穫は、「仲間」です。
参加者は私を含めて7名。全員それぞれビジネスプランは異なっているものの、プレゼンターとしては良きライバルでした。また同時に、異国の空の下、プレゼン成功という同じ目標に向かって一緒にがんばった仲間でもありました。同じ体験をした者にしか分からない感情や思い。
起業は孤独との戦いでもあります。この先別々の道を進むとしても、この経験を共有できたことは大きく、特別な信頼関係を構築することができたと考えています。
このような結果を与えてくれたWild Tour 2014にはとても感謝しております。
本気で投資家にアピールしたいという人にも、起業前にまずはスタートアップのメッカであるシリコンバレーに行ってみたいという人にも、Wildcard Programが手掛ける企画はなんらかの気付きを与えてくれるものと思います。
※リンク:
株式会社Keynotersホームページ: http://keynoters.co.jp/
同社Facebook公式ページ: https://www.facebook.com/keynoters