‐ 皆さんこんにちは。気まぐれなブログ最新版です(前回からの宿題である北米アグリテック分野に関するブログは別途改めて御報告します・・・)。今月8日、シリコンバレーにもオフィスを構える米大手法律事務所、Orrick, Herrington & Sutcliffe LLPの東京オフィスが企画主催をする、Total Access Tokyoにて、無事セミナーを開催することが出来ました。当日の内容について詳しくはこちらをご覧ください。このオリック東京法律事務所による本Total Accessセミナー・シリーズは、ブレックファースト/イブニング・セッションおよびネットワーキングイベントを通じて、起業家および投資家のビジネス、戦略および法律に関する情報を提供されるユニークな企画であり、こうした大手シリコンバレー系の法律事務所とはなかなか起業家やアーリー・ステージのスタートアップが接点を持ちにくい中、双方の距離を縮めることのできる非常に貴重な企画です。
さて、我々がご協力をさせていただく企画として第一回目となる今回のゲストスピーカーは、筆者のVC時代からのご縁であり、今まで数々の国内外のテック系スタートアップで15年以上経営を担ってきており、現在は東証マザーズに上場をするシルバーエッグ・テクノロジー株式会社の上場立役者となった同社ナンバー2で取締役CSOの斉藤修氏にお越し頂きました。選んでみたテーマは、「外国人経営者や投資ファンドとベンチャー実務を上手くこなすポイントとは❓」(因みに、この前段は、同法律事務所から杉田 泰樹先生より「成長期のスタートアップの潜む5つの罠」という、これも実務的に参考となるお話を頂きました)。
多くの日本人起業家経営者やスタートアップが米国(あるいはその他日本以外の海外)で事業を試みたり、仲間・人材を現地で採用したりする際に直面する壁の一つに、異文化圏での意思疎通ではないかと感じます。これは、例えば日本国内で欧米外国人経営者のもとで働く場合においても遭遇することもあります。ピッチイベントで登壇した際のメッセージの伝え方もそうですし、現地で新しい仲間と共に仕事をする際にもそうですが、どうしても日本人としての価値観や考え方から中々抜け出せない自分があり、それがネックとなって中々自らの意思や考えを、組織内のチームや協力を仰ぐ外部パートナー等にうまく伝えきれずに現地化や現地でのサービスインが上手くいかいということが良くあります。というか、大半がこうした罠から脱しきれないからこそ、結局現地での事業が失敗に終わる、というケースが少なくないと米国では良く感じます(無論、それ以外にも個別要因としてそれぞれの原因はもちろんあるはずですが)。
齋藤氏は、外国籍の経営者の下でオペレーションの執行責任者としての重責を任されるキャリアを積んできており、その中には生みの苦しみや「とんでも」な失敗談もあれば幾度もの苦境を乗り越えての成功体験等、ご本人にしかわからない様々な貴重なご経験について”今回はあくまで人前で話せる範囲で”お話頂きました。同氏のお話はもとより、筆者の経験も踏まえて一番思うのは、やはり経営者等へは遠慮せず腹を割って話すことに尽きると思います。特に、とかく意見をぶつけ合うことにあまり慣れない日本人にとって、Debate(討論)的な会話の意思疎通は人間関係の軋轢を生むと考えられがちですが、要は、人格と意見とを分けて議論するコツを身に着けることで、人間関係の感情的な軋轢を回避しながら、自分の軸足をしっかりと相手に伝えて行くことで、自分の役割や存在感を明確にアピールすることがしやすくなるものと思います。「空気を読む」より「言葉を尽くして説明する」でしょうか。個人的には、こうしたことは小中学校の頃からある程度身に着けられる教育カリキュラム/環境が整備されることが望ましいとは思いますが。。。
次回以降も、米国で事業化を目指す事業会社や起業家、スタートアップの皆様にとって実務面で少しでも有益となるなり得るようなテーマを絞り込んで企画したい考えです。特に、良くある大型カンファレンスのようにスピーカーとご参加されるお客様との間に距離が開いてしまうしまうのではなく、直で会話が出来る場をこれからもご提供したいと思います。開催時刻にもよりますが、米国シリコンバレー現地とビデオ中継を結んで向こうの有識者をお招きして皆様へ貴重な話を引出すような内容も考案中です。「こんな内容を是非聞きたい」というものがあれば、いつでもご連絡下さい。
最後に、今回このような場をご用意いただいたオリック東京法律事務所に心より御礼申し上げます。また、多忙の中貴重なお時間とお話をいただいた斉藤さんに深く感謝申し上げます。そして、当日は金曜日の夜遅くにもかかわらず、わざわざ六本木まで足を運んで頂いた多くのご参加者の皆さまには心より御礼申し上げます。こうした皆さんとのご縁は我々にとりまして宝物です。Wildcard Incubatorとしては、今後このTotal Access Tokyoにて定期的にご参加頂ける皆様(日米で事業を広げたい事業会社様、北米/シリコンバレーを目指す起業家、スタートアップ、中堅事業会社の経営者やご担当者の皆様、等)にとっても有益なコンテンツを提供させて頂ければと考えていますので、是非とも今回のセミナーに懲りずに今後ともよろしくお願いします!
さて、我々がご協力をさせていただく企画として第一回目となる今回のゲストスピーカーは、筆者のVC時代からのご縁であり、今まで数々の国内外のテック系スタートアップで15年以上経営を担ってきており、現在は東証マザーズに上場をするシルバーエッグ・テクノロジー株式会社の上場立役者となった同社ナンバー2で取締役CSOの斉藤修氏にお越し頂きました。選んでみたテーマは、「外国人経営者や投資ファンドとベンチャー実務を上手くこなすポイントとは❓」(因みに、この前段は、同法律事務所から杉田 泰樹先生より「成長期のスタートアップの潜む5つの罠」という、これも実務的に参考となるお話を頂きました)。
多くの日本人起業家経営者やスタートアップが米国(あるいはその他日本以外の海外)で事業を試みたり、仲間・人材を現地で採用したりする際に直面する壁の一つに、異文化圏での意思疎通ではないかと感じます。これは、例えば日本国内で欧米外国人経営者のもとで働く場合においても遭遇することもあります。ピッチイベントで登壇した際のメッセージの伝え方もそうですし、現地で新しい仲間と共に仕事をする際にもそうですが、どうしても日本人としての価値観や考え方から中々抜け出せない自分があり、それがネックとなって中々自らの意思や考えを、組織内のチームや協力を仰ぐ外部パートナー等にうまく伝えきれずに現地化や現地でのサービスインが上手くいかいということが良くあります。というか、大半がこうした罠から脱しきれないからこそ、結局現地での事業が失敗に終わる、というケースが少なくないと米国では良く感じます(無論、それ以外にも個別要因としてそれぞれの原因はもちろんあるはずですが)。
齋藤氏は、外国籍の経営者の下でオペレーションの執行責任者としての重責を任されるキャリアを積んできており、その中には生みの苦しみや「とんでも」な失敗談もあれば幾度もの苦境を乗り越えての成功体験等、ご本人にしかわからない様々な貴重なご経験について”今回はあくまで人前で話せる範囲で”お話頂きました。同氏のお話はもとより、筆者の経験も踏まえて一番思うのは、やはり経営者等へは遠慮せず腹を割って話すことに尽きると思います。特に、とかく意見をぶつけ合うことにあまり慣れない日本人にとって、Debate(討論)的な会話の意思疎通は人間関係の軋轢を生むと考えられがちですが、要は、人格と意見とを分けて議論するコツを身に着けることで、人間関係の感情的な軋轢を回避しながら、自分の軸足をしっかりと相手に伝えて行くことで、自分の役割や存在感を明確にアピールすることがしやすくなるものと思います。「空気を読む」より「言葉を尽くして説明する」でしょうか。個人的には、こうしたことは小中学校の頃からある程度身に着けられる教育カリキュラム/環境が整備されることが望ましいとは思いますが。。。
次回以降も、米国で事業化を目指す事業会社や起業家、スタートアップの皆様にとって実務面で少しでも有益となるなり得るようなテーマを絞り込んで企画したい考えです。特に、良くある大型カンファレンスのようにスピーカーとご参加されるお客様との間に距離が開いてしまうしまうのではなく、直で会話が出来る場をこれからもご提供したいと思います。開催時刻にもよりますが、米国シリコンバレー現地とビデオ中継を結んで向こうの有識者をお招きして皆様へ貴重な話を引出すような内容も考案中です。「こんな内容を是非聞きたい」というものがあれば、いつでもご連絡下さい。
最後に、今回このような場をご用意いただいたオリック東京法律事務所に心より御礼申し上げます。また、多忙の中貴重なお時間とお話をいただいた斉藤さんに深く感謝申し上げます。そして、当日は金曜日の夜遅くにもかかわらず、わざわざ六本木まで足を運んで頂いた多くのご参加者の皆さまには心より御礼申し上げます。こうした皆さんとのご縁は我々にとりまして宝物です。Wildcard Incubatorとしては、今後このTotal Access Tokyoにて定期的にご参加頂ける皆様(日米で事業を広げたい事業会社様、北米/シリコンバレーを目指す起業家、スタートアップ、中堅事業会社の経営者やご担当者の皆様、等)にとっても有益なコンテンツを提供させて頂ければと考えていますので、是非とも今回のセミナーに懲りずに今後ともよろしくお願いします!