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今、シリコンバレーで最も勢いのあるインキュベータ・RUNWAYのトップがKey Lecturerとして1-on-1で指導!<ここが全く違う!今春の米シリコンバレー WILD CAMP 2015>

1/25/2015

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昨今は、日本においても<インキュベーター><アクセレレーター…舌を噛みそうですが>と言われる業種/担い手に対する認知度は急速に高まったものと思われますが、その発祥の地ともいえる北米シリコンバレー(あるいはニューヨーク/マンハッタンやボストンといった東海岸の主張都市、毎年春に開催されるSXSW(South-By-South-West)の開催都市としても最近は海外でも良く知られるようになったテキサス州オースチン市、Brad Feld氏率いるFoundry GroupといったインキュベーターやiSherpa CapitalといったVCが本社を置くコロラド州ボールダー市、アマゾンやセールスフォース等が本社を構えるシアトル市、などの都市も含め)では、2007年から2009年頃以降、多くのインキュベーターやアクセレレーターもしくはその類似型業態の担い手がまさに玉石混合状態といえる状況が続いています。我々にとって最も一般的に知れ渡る名前では、日本でも最近日本語版の翻訳本が出版されて話題になったY-Combinatorをはじめ、東海岸のTech Stars、日本でもお馴染みのDaveによる500 Startups、その他DreamIt Ventures、Founders Space、Keiretsu Forum、Rocket Space、Founders Den等があります。全てを網羅するには相当枚数の資料が出来上がるくらい、現在では数多くのインキュベーターやアクセレレーターが存在しておりますし、それぞれをさらに細分化をすれば、さまざまのジャンルやグループに分けられるほど、その数は膨大です。具体的には、

・ ファンドの有無(主要なところの大半は多かれ少なかれファンドを持っています)

・ 全般型かテーマ特化型か<
Ex. ハードウェア特化型-Lemnos Labs/HAXLR8R、教育特化型-Imagine K12、ヘルスケア特化型-Rock Health、介護特化型-Aging2.0、など>

・ ステージ特化の有無<シードのみ、アーリーステージまで含む、など。ただし、インキュベーターやアクセレレーターの大半はVC等のラウンド以前までのラウンドに参加をするのが当たり前>

・ 地域特化型<Vegas Tech Fund、等>

・ その他<Ex.貸しスペースのみ、DEMOプレゼンの開催のみ、コミュニティ形成のみ、その他>

 という形でさまざまに種類分けが出来ることは周知の事実。そうした、数多いインキュベータやアクセレレータにおいて、さらに、実績の有無を加味し始めると、実は、かなりその数が絞り込まれるものと推測されます。実際に我々が良く耳にするような組織は概ね、トラックレコードと呼ばれる、そのインキュベーターが自社で抱え込むスタートアップがどれだけ外部から出資を受けたか、あるいはどれくらいの確率で事業を大きくし、損益分岐点をクリアして事業を継続的に行うことが出来ているか、また、それらのスタートアップの企業群がTrade-Sale (=M&A)等によって資金回収を果たすことが出来たか、といった指標でリストアップをすれば恐らく、10数社程度に収まるのではないでしょうか。

細かい正確な数値/分析はここでは割愛しますが、こうしたハードな指標とは別に、米シリコンバレーをはじめとしたいわゆる起業家/スタートアップのコミュニティー内における評判というソフトな指標/尺度についても、総じて評価が良好なところとそうでないところがくっきりと見えてくるものがあります。それは、案外、コミュニティの本流に入っていない限りあまり情報として入ってこないことが少なくありません。特に、実際にインキュベータに支援を受けたり、DEMOのプレゼンテーションの機会を得たり、施設に入居をしたスタートアップ間における、自らの経験に基づいた口コミや評判というものは、これからインキュベータ等を利用するスタートアップや起業家にとって非常に重要な指標となります。何も、インキュベータ選びに限って言えることではありませんが。

そうした、昨今の北米シリコンバレーのインキュベータの中でも、昨年から勢いを増しているのが、Runwayです。Runwayは、2013年に、Allan Young氏という人物が始めたインキュベータで、当初は、口コミ/招待制によるものでした。ある程度の質のレベルを維持するための策であったと、筆者は間接的に聞いていますが<※日本のスタートアップイベントの多くに良くありがちな“招待制”を思い浮かべさせられます・・・>、その結果、必ずしも事業が停滞していたということではないものの、Runwayが保有する施設の高い水準<広大なスペース、あのTwitterの本社が入るビル、治安が決して良いとは言えないものの、今多くのスタートアップが集まるSoMA地区における中心的な位置、など>、そのポテンシャルを十分に生かし切れていないとの評判が当初はございました。

そんな折に、昨年夏に新しく
Runwayのヘッドとなったのが、現在のManaging Directorで組織のトップにあるMatt Walters氏。彼は、自然言語処理のスタートアップTopicmark社の創業メンバーでCFO兼事業開発本部長を務めあげて同社の事業拡大に中心的に貢献をし、そして同社をCFOとして売却を成功に導いた人物。その後、ベンチャーキャピタリストとしてのキャリアも開始をし、Ardent CapitalではPrincipalとして数多くのシリコンバレーでの投資を手掛けることとなります。その後、今では日本でも良く知られている起業家育成プラットフォームFounder InstituteのMentorとして活躍をするかたわら、前述のとおり、Runwayのかじ取りを担うことを任されることとなります。

Walters氏参画以降の、飛ぶ鳥を落とす勢いであるRunwayの一つの大きな特色として、非常に国際色が豊かであるという点があげられます。実際に足を運び入れてみれば一目瞭然ですが、施設内には、ポルトガルのインキュベータや、ドイツのアクセレレータが入居をしており、同国からの優秀な起業家やスタートアップをどんどん米国/Runwayに送り込んできております。さらには、本稿では公表出来ませんが、今年の前半を目途に、さらに数か国がこのRunway内に入居をしてくるそうです。又、日本企業とのパイプも着実に拡大をしているようで、“アメリカ至上主義的”なインキュベータも中には存在する中で、Runwayはアジアや日本から北米を目指す起業家にとっては非常に馴染みやすいカルチャーを育んでいる点が、大きな特色の一つとして挙げられます。

筆者がWalters氏と接点が出来上がったのは、Wildcard Programが昨年秋に開催をしたWild Tour Kickoff 2014において我々に会場の提供をはじめ、我々のプログラムに多面的に協力をいただけたことから始まります。同氏は、日本から本気で北米進出/ローンチを目指ず起業家やスタートアップを見ることは非常に稀で、昨年のWild Tourやその他の取り組みに大いにご賛同を頂けたことは大変喜ばしいことでした。そのような彼ですが、現在は急速にRunwayが成長を踏んでおり、中々こうした外部のイベント(すなわち、Runwayの中で実施されない、我々が手掛けるようなインキュベータや起業家キャンプ等)に時間を割くということは非常に難しいというのが実情です。しかしながら、今回、我々の努力も実り、今春の米シリコンバレーWild Camp 2015には、Key LecturerとしてWalters氏が、本プログラムを通じて日本から北米を目指すスタートアップ/起業家の皆様の為に、同氏にとっても大変貴重な時間を割いていただけることとなりました。

我々がなぜWalters氏にWild Camp 2015のKey Lecturerとしてお招きしたかった大きな理由は:

・ 
Walters氏の豊富な起業/投資経験: 同氏はまだ若いですが、前述のとおり、起業家としての実績、キャピタリストとしての実績、そして、何よりも現在の彼のノウハウを本プログラムに取りこめること

・ 同氏のアジアでの経験: キャリアの初期に、同氏はハイチやタイで生活をする経験があり、アメリカ合衆国の外の文化や慣習を知る人物であること。

・ Runwayでのメソドロジーの伝授: 日本の起業家にとって、Runwayに入居をして半年間事業ローンチに向けた準備が出来るというのは、よほどのコネがない限りにおいては極めて難しいと思われます。そうした中、この短期集中型Wild Campを通じて、限られた時間ではあるものの、Runwayを率いるWalters氏が直接一対一で日本からの参加者と一緒になってビジネスの対北米事業戦略を練るお手伝いをしていただけることは、非常に希少な価値があります。また、Founder InstituteでMentorも手掛ける彼であるので、指導者としても経験値が非常に高い人物であり、従って、指導を受ける立場の日本の起業家の方々にとってもコミュニケーションがしやすくなると期待をしています。


本Wild Camp 2015を通じて同氏との貴重な時間を生かしてもらいたいと願っています。

ご参考までに、Runwayの公式URLは以下です:


http://runway.is/    

-米国

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