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Wild Camp 2015 ローンチ!そして、Merry Christmas 2014。

12/25/2014

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Happy Christmas 2015! そして、そんな今年のクリスマス・デイからちょうど1週間前の先週12月18日(日本時間)、Wildcard Programは北米シリコンバレー“ガチ”企画の第2弾をローンチ致しました。その名も<Wild Camp 2015>。今年10月にお陰様で無事終了した「シリコンバレーの一流投資家・起業家とのOne-on-Oneのピッチ・ロードショー」というテーマであったWild Tour Kickoff 2014に続く第2弾となります(※第3弾も多分あると、思います・・・)。尚、Wild Tourは今後も毎年秋頃を目安にシリーズ化をする方向で考えていますが、このWild Campは時期的にその中間に位置することになります。また、日本のゴールデンウィークを利用した短期集中型“ガチ”キャンプとなります。(※ところで、先日のWild Tourの開催以降、日本のスタートアップ系メディア等でもこの“ガチ”という表現が気のせいか良く見かけるような気がしますが、単なる錯覚でしょうか。)

やるべきだと思ったものは何でも詰め込むというのがこのWildcard ProgramがWildである所以の一つですが、今回もその路線を踏襲するようにしました。ご参加をされる起業家/スタートアップの方々の大切な日常業務に支障がなるべく少ないと思われる祝日・ゴールデンウィークをまずは選び、そして、クオリティや効率性を鑑みて10日間(移動日や開催期間中の週末等を含むと14日間程度)という期間がちょうど良いのではと考え、当該期間を選択しました。目的意識を高く持って集中力を持続させられる上、起業をされて間もない、多忙極まりない経営者の皆様が大切な日常業務からあまり長く離れてしまうこともなるべく避けることも考慮した結果です。今回の、米シリコンバレー現地における短期集中型セッションの内容詳細に関しては追々公表することとなりますが、マーケットリサーチや顧客開拓といった実務的な要素をなるべく多く取り上げる予定です。また、こちらで事業を営む上で欠かせない法律的な部分に関してもなるべく実用的なテーマを取り上げる予定です。単なる修学旅行的なイベントではなく、あくまで実践・実用性を意識したものに仕立てることがWildcardのミッションです。また、こちらのシリコンバレーで既に存在をする特定の著名なインキュベーター等のプログラム・カリキュラムをそのまま適用するのではなくて、ご参加を頂く起業家/スタートアップの皆様それぞれにカスタマイズをしたものに仕立てるのもWildcardのミッションです。すなわち、「ガチ」なのです。

そして、我々と共にこちらで皆様に直接指導をしていただける米国側の有識者の面々についても、今シリコンバレーで最も勢いのありそうな存在の中から、我々が日頃から直接ご縁のある数名の方々に絞り込んで今回お願いをさせていただくことを念頭に置きました。今回皆様の前でレクチャーをいただく面々の大半は、彼ら自身が起業をしてビジネスを形成し、その結果成功裏にExitを果たしたシリアルアントレプレナーや、実務経験のあるVC/インキュベーターばかりです。また、ここシリコンバレーで活躍をする日本人起業家への投資を通じて日本人のことをある程度理解をし、その素質を高く評価する人物もいます。こうしたメンバーが我々のような“リーンな存在”に一緒に時間を割いていただけるケースはごく稀です。それだけに、彼らも日本からご参加をされる皆様に大変期待をしています。一度きりではなく、中長期的な視野で北米市場を睨んだ活動をいかに進めて行くのかを、彼らは注視しており、そのために指導をします。今回は、今シリコンバレーで頭角をあらわして勢いのあるインキュベータである Runway IncubatorのトップのMatt Walters氏(Founder InstituteのMentorの一人でもあります)や、あのZappos創業者のTony Hsiehと共にVegas Tech Fundを操る同ファンド・ゼネラルパートナーのWill Young氏も快く引き受けて頂くことが出来ました。

※尚、今回のキャンプでご参加をされる日本の起業家やスタートアップの方々の事業分野・領域になるべく沿った方々をご用意したいとの思いもあり、今後さらに2,3名の米国側有識者をレクチャラーとして招待をする予定ですので、そちらも是非に楽しみにしていただければと思います。

さらに、キャンプ最後には、クラウドファンディングでの資金調達、及び世界に向けてのプレゼンテーションの配信もあわせて実施します。そして、ファンディングの結果次第等では、その後北米での本格的な事業ローンチに向けた現地での活動に向けた準備を行えるようにします。

そもそもこの企画に至った経緯は、いろいろな要素が交じり合った結果ですが、一つは、“今までありそうで実は微妙に今までにはなかったような”ことを実現させたいとの強い思いです。これほど短期間のうちに「一流の米国起業家等から直接マンツーマン方式でビジネスプランのブラッシュアップ機会を得ることができ、資金調達やプレゼンまでを実施するキャンプ」は他に例がほとんどないのでは、と、プレスリリースでは記載させていただきましたが、この「直接マンツーマン方式で」という部分にこだわりがあります。これは、Wildcardの日本側共同創業パートナーであるアリス起業塾の長坂代表が標ぼうされる大変ユニークな方式の一つですが、これを本キャンプでも踏襲します。もちろん、全体レクチャーもございますが、ご参加いただける起業家/スタートアップが濃密に一対一で直接徹底的な指導が受けられるようにします。もちろん、英語です。ですから、直前1か月には英語のブラッシュアップ講座も開催します。

プレスリリースでも記載を致しましたが、起業しているかどうかは関係ありません。本気で世界に行きたい、そして世界を変えるインパクトを与えたい、そんな本気の方を募集します。年明け早々1月から無料セミナーを開催します。また、今回は東京のみならず、大阪や福岡でもセミナーを実施したい考えです。首都圏のみならず、関西や九州からのご応募も心からお待ち申し上げています!

Wild Camp 2015
に関するインサイトや情報は、年明け2015年以降、4月26日の開催当日直前まで発信・更新します。

-米国

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とある老舗大手シリコンバレーVCとの会話

12/7/2014

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Picture Courtesy: The Business Insider
先般、VCの多くがオフィスを構えることで知られる<VCのウォール街>ことサンドヒール・ロード(Sand Hill Road)に隣接をする、シリコンバレーのいわゆる大手老舗ベンチャーキャピタリストで同ファンドの投資チームを統括するMD(マネージングディレクター)の一人の人物と会う機会がありました。彼らは設立約30年近い歴史があり、当初はアメリカ国内の某大手大企業のベンチャー投資/プライベート・エクイティ部門からスピンアウトされた部隊で、この10月には新たに設立された第10号ファンドを含めて$4BNの投資額を現在運用をし、これまでに累計で150社以上のExit(IPO/M&A)を果たしています。北米はもとより、イスラエル、アジアではインド等に拠点を構えており、彼らのLPには、日本企業も少なからず含まれているようです。そのため、当初はほとんど日本に足を踏み入れたことがない人物のような印象をこちらが勝手に抱いていたものの、最近では2012年に日本に滞在をしていたようです。LPとの会合ということでしょう。

そんな彼らにとって、日本のスタートアップは全く目にも留まらない存在であるとのこと。彼から出てくる言葉とは:

- "なぜ米国に来る必要あるの?"
-"日本の市場でがんばればいいのでは?"
-"シリコンバレーは競争が激しいのに、わざわざここに来ても仕方ないと思うよ・・・"
-"ここ数年、日本の新興企業や上場企業が来ているけれど、皆道半ばで去って行くよね・・・"

いずれも、言葉の裏には「日本は劣っている」というメッセージが色濃く含まれているようでした。彼の言葉を引用すれば「There is no high caliber startups from Japan」。こうした見られ方が周知の事実であるとはいえ、やはり残念です。日本でも一昔以上に優秀な面々が組織を離れて起業をする傾向が強くなっており、彼らは決して欧米の起業家と比べて引けを取らないものも少なくないと思います。ただ、海を渡って北米で事業を展開してみようというところまで足を踏み入れている方々は非常に少ないということですね。母数が少なければ、先の米国VCのような存在にはその質がどのようなものかがきちんと伝わらないというのは仕方ないことかもしれません。また、上記の言葉でもう一つ印象に残るのは、「道半ば」「フェイドアウト」というニュアンスの言葉であり、そこには「長期的なプラン」や「ここで長く生存する覚悟がない」という印象を抱かれているように思えたことです。

しかし、こういう見方を1日でも早く、180度変えさせてみたいものです。北米、特にシリコンバレーは日本と比べて市場規模と数の面で日本よりも競争が激しいというのは事実ですが、レベルが高いかといえば、分野や個々の内容によって千差万別であり、決して一律にシリコンバレーの起業家が全て優秀とは必ずしも思えません(非常に優れた方々はいらっしゃいます)。むしろ、日本のサービスより荒削りに思えたり、細部に至ったこだわりに劣ると思えたりするものです。あるいは、最近流行りのFinTechに関しては、15年前の日本でFelicaやSuicaが出始めた頃の方がよほど衝撃的であったことを思い出してしまうくらいでしょうか。恐らく、市場への導入のタイミングや、マーケティングの方法等でシリコンバレーが得意とする部分があるのかもしれませんが、一つ言えることは、「いかに良く見せるか」という部分でまだ我々には工夫の余地があるのかもしれません(ユーザー/お客様の満足が一番大切であることは言うまでもありませんが)。

米国のスタートアップのエコシステムの中に身を置くと感じることですが、とかくスタートアップを手掛ける日本人の存在が薄いということ。それは、中身の問題ではなく、数の問題です。単純に比較する問題ではありませんが、中国やインド、最近ではシンガポールやベトナム、そしてアジア諸国以外であればチリや南米からの起業家と接する機会がここ3年間で増えた印象を抱きます。そして、同じ日本の起業家の方々からよく聞く言葉が、言葉の問題。しかし、こちらではブロークンイングリッシュの方々はむしろ多いです。言葉というファンダメンタルな部分にあまり固執しすぎず、こちらの市場を狙うしっかりとした動機さえあれば、もっとチャレンジをして良いのではないかと思います。無論、言葉の壁を乗り越えるだけで全てが解決するわけではありませんが、それはまた別の機会に触れたいと思います。

- 米国


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