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米国発のクラウドファンディングをローンチして次なる布石をしっかりと打つ!~米Wild Camp 2015

3/18/2015

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2015年4月26日から5月9日までの約2週間、ちょうど日本のゴールデンウィークに相当する期間を利用して北米シリコンバレーで本場の実績豊富なインキュベーターや実業家、ベンチャーキャピタリストや事業会社のシニアレベルの存在と一対一で北米発の事業ブラッシュアップを詰め込むという、米Wildcard Program Presents : Wild Camp 2015。 以前の掲載ブログ等でも言及をして参りましたが、本キャンプのゴールは、あくまで「米国発の事業ローンチ」です。従って、一時的な帰国はあるとはいえ、中長期的なビジョン/ゴールは、今話題のAnyPerkやMiseluと同様に、日本人のファウンダーが米国で他の米スタートアップとしのぎを削りながら、北米市場でターゲット市場を掴んでいき、さらにそこから再び日本に進出する(場合もあり得る)ということをフォーカスしているものです。

とはいえ、日本から事業そのものがまだレアな段階で現地でブートキャンプ終了を経てからすぐさまシリコンバレーのベンチャーキャピタリストやスーパーエンジェルから資金を引っ張ってくるというのは、あまりにも楽天的すぎることは周知の事実です。恐らく5,6年前であれば、ある程度日本国内で事業が拡大をしてからでないと中々米国でスクラッチに近い状態から徐々に這い上がっていくということは至極困難を極めるものでした。

そこで、Wild Camp 2015ではどうするか?繰り返しますが、本キャンプは今後半年から1年間の時間軸を見据えた最初のステップであり、従って前述のとおり、キャンプそのものが目的ではありません。これから12か月間程度のロードマップの最初の関門ととらえて頂けるのではないかと思います。また、北米で次のステップを積んでいく上でやはり初期的な費用を見積もる必要性があります。その手段として、我々では、昨今生まれた「クラウドファンディング」という手段をうまく利用をすることに致しました。

本キャンプの後半から最終日にかけて、米国発のプロジェクトとして、ご参加をされる日本の起業家/スタートアップによるビジネス・プロジェクトのローンチをする予定です。ゴールは、本キャンプを経て北米でさらなる事業開発を目論むための初期的なファンディングが主な目的です。ここで、目標金額に見事に到達出来れば、それを利用して次の北米戦略に向けたアクションプランを組んでいくこととなります。

クラウドファンディングと一言でいっても、そのプロセスはビジネスの分野やプロジェクトそのものの特性によって進め方やコツは幅広く、一筋縄でプロセスは想定出来ないと思われます。さらに、昨今においてはクラウドファンディングの利用用途が限られている点も十分に考慮に入れておく必要はあります(※エクイティ型クラウドファンディングは未だ解禁されておらず、従って、贈与型/寄付型に限定される)。ただし、これを逆手にとらえようとするならば、米国発のクラウドファンディングを実施することで、米国でこれから事業化をしていこうというビジネス、テクノロジー、サービスに関する米国の反応を見られるという点で有効的なマーケットリサーチにもなり得ると考えられます。そうした中、まずは、概ね、3か月から6か月程度の期間を擁するものと考えれば、ひとまずは今秋が時間的な目途と言えそうです。この期間は、実務を進めて行きながら、クラウドファンディング・プロジェクトの進捗を随時能動的に鑑みていき(※尚、現在、某大手クラウドファンディング・ファームによるセッションを、本Wild Camp 2015の開催期間中に組み込む予定です。内容は、国境をまたいだクラウドファンディング・プロジェクトをいかに効率的に、かつ、戦略的に仕掛けることが出来るか、などといった内容となります。)、本キャンプ終了後~秋頃にわたって、米国並びに日本側でフォローをしていくことになります。その間、Wildcardとしてあらゆるフォローをするとともに、今回、お世話になる米国シリコンバレー側の有識者にも適宜相談できるような仕組みを構築して行くこととなります。さらには、事業分野・領域次第では今回のキャンプではご縁のないまたさらに新たな米国シリコンバレーの有識者(例: 事業会社の担当者レベルの人間や、ほかのVC、シリアルアントレプレナーなど、当該事業/プロジェクトに精通をする人物の割り当て)に協力を仰ぐ予定です。こうした点こそ、恐らく“他にはないWildcard独自のプログラムの進め方”と言えるのではないかと考えます。

ゴールデンウィークと言えば、一般世間にとっては忙しい1年間における貴重な大型休暇となりますが、一方で、立ち位置が変われば、ビジネスチャンスであったりもします。中々2週間近くもの間、現場を離れ、お客様のフォローアップが停滞してしまうことはなるべく避けたいものですが、本キャンプが、それを上回る価値をもたらすものとなればと、Wildcardでは願っています。

-米国
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米Mentorはこう見る~2~ <米シリコンバレーWild Camp 2015>

3/3/2015

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(写真: 2012年10月頃、Silicon Students主催Startup Dream Team Speaker Seriesにて登壇し、熱弁をふるうZappos社Will Young氏)
 米Zapposの新規事業開発部門<Zappos Labs>のトップであり、またVegas Tech FundでもTony Hsiehと実質的なファンド運営の責任者でもあるWill Young氏。日本から北米や海外で事業を本格ローンチをする場合、何が最も大切かを彼に投げかけてみると、彼は、言葉のニュアンスに違いこそあれ、常に以下のようなことを言います。米シリコンバレーWild Camp 2015や、今後Wildcardがシリコンバレーで企画主催をする日本人起業家/スタートアップ向け北米本格事業化支援プログラムを通じて同氏が参加者と一緒になって事業骨子を作りこむ際、常に彼の言う“Customer”のことを周知徹底して調べ上げることが求められそうです。

短く端的なコメントですが、ご参考までに:


 “皆さんが日本を離れた異国の地でそこのローカルな潜在顧客と直接“ガチに”会話という意思疎通をすることに問題がないことをまず大切なこと(流暢かどうかは関係ない)。というのも、現実問題として、実はアメリカのスタートアップですら、それをきっちりとやり遂げられているかどうかと言えば、必ずしもそうとはいいきれないからである。

 スタートアップの多くの場合、
Potential Customerと十分にコミュニケーションが取れているのか、そこが案外ぼやけてしまっているものだ。でも、これは、英語を母国語としない日本の起業家の皆様にとって決して安易なことではないが、お客様が本当に望むものを創り上げているか、そしてその市場を正しく検証しているか、そのことを図る上で、お客様とのコミュニケーションというのは、実に大切な要素なのだ。そこを見落としてはならないよ”

-米ザッポス社のR&D部門Zappos Labs責任者、Vegas Tech Fundマネージングディレクター 
Will Young氏


-注: 上記は同氏との会話を通じて筆者が翻訳をしており、表現の一部について意訳等をしています。 
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