Wildcard Incubator
  • Home
  • About
  • Team
  • Contact
  • Blog

今、シリコンバレーで最も勢いのあるインキュベータ・RUNWAYのトップがKey Lecturerとして1-on-1で指導!<ここが全く違う!今春の米シリコンバレー WILD CAMP 2015>

1/25/2015

0 Comments

 
昨今は、日本においても<インキュベーター><アクセレレーター…舌を噛みそうですが>と言われる業種/担い手に対する認知度は急速に高まったものと思われますが、その発祥の地ともいえる北米シリコンバレー(あるいはニューヨーク/マンハッタンやボストンといった東海岸の主張都市、毎年春に開催されるSXSW(South-By-South-West)の開催都市としても最近は海外でも良く知られるようになったテキサス州オースチン市、Brad Feld氏率いるFoundry GroupといったインキュベーターやiSherpa CapitalといったVCが本社を置くコロラド州ボールダー市、アマゾンやセールスフォース等が本社を構えるシアトル市、などの都市も含め)では、2007年から2009年頃以降、多くのインキュベーターやアクセレレーターもしくはその類似型業態の担い手がまさに玉石混合状態といえる状況が続いています。我々にとって最も一般的に知れ渡る名前では、日本でも最近日本語版の翻訳本が出版されて話題になったY-Combinatorをはじめ、東海岸のTech Stars、日本でもお馴染みのDaveによる500 Startups、その他DreamIt Ventures、Founders Space、Keiretsu Forum、Rocket Space、Founders Den等があります。全てを網羅するには相当枚数の資料が出来上がるくらい、現在では数多くのインキュベーターやアクセレレーターが存在しておりますし、それぞれをさらに細分化をすれば、さまざまのジャンルやグループに分けられるほど、その数は膨大です。具体的には、

・ ファンドの有無(主要なところの大半は多かれ少なかれファンドを持っています)

・ 全般型かテーマ特化型か<
Ex. ハードウェア特化型-Lemnos Labs/HAXLR8R、教育特化型-Imagine K12、ヘルスケア特化型-Rock Health、介護特化型-Aging2.0、など>

・ ステージ特化の有無<シードのみ、アーリーステージまで含む、など。ただし、インキュベーターやアクセレレーターの大半はVC等のラウンド以前までのラウンドに参加をするのが当たり前>

・ 地域特化型<Vegas Tech Fund、等>

・ その他<Ex.貸しスペースのみ、DEMOプレゼンの開催のみ、コミュニティ形成のみ、その他>

 という形でさまざまに種類分けが出来ることは周知の事実。そうした、数多いインキュベータやアクセレレータにおいて、さらに、実績の有無を加味し始めると、実は、かなりその数が絞り込まれるものと推測されます。実際に我々が良く耳にするような組織は概ね、トラックレコードと呼ばれる、そのインキュベーターが自社で抱え込むスタートアップがどれだけ外部から出資を受けたか、あるいはどれくらいの確率で事業を大きくし、損益分岐点をクリアして事業を継続的に行うことが出来ているか、また、それらのスタートアップの企業群がTrade-Sale (=M&A)等によって資金回収を果たすことが出来たか、といった指標でリストアップをすれば恐らく、10数社程度に収まるのではないでしょうか。

細かい正確な数値/分析はここでは割愛しますが、こうしたハードな指標とは別に、米シリコンバレーをはじめとしたいわゆる起業家/スタートアップのコミュニティー内における評判というソフトな指標/尺度についても、総じて評価が良好なところとそうでないところがくっきりと見えてくるものがあります。それは、案外、コミュニティの本流に入っていない限りあまり情報として入ってこないことが少なくありません。特に、実際にインキュベータに支援を受けたり、DEMOのプレゼンテーションの機会を得たり、施設に入居をしたスタートアップ間における、自らの経験に基づいた口コミや評判というものは、これからインキュベータ等を利用するスタートアップや起業家にとって非常に重要な指標となります。何も、インキュベータ選びに限って言えることではありませんが。

そうした、昨今の北米シリコンバレーのインキュベータの中でも、昨年から勢いを増しているのが、Runwayです。Runwayは、2013年に、Allan Young氏という人物が始めたインキュベータで、当初は、口コミ/招待制によるものでした。ある程度の質のレベルを維持するための策であったと、筆者は間接的に聞いていますが<※日本のスタートアップイベントの多くに良くありがちな“招待制”を思い浮かべさせられます・・・>、その結果、必ずしも事業が停滞していたということではないものの、Runwayが保有する施設の高い水準<広大なスペース、あのTwitterの本社が入るビル、治安が決して良いとは言えないものの、今多くのスタートアップが集まるSoMA地区における中心的な位置、など>、そのポテンシャルを十分に生かし切れていないとの評判が当初はございました。

そんな折に、昨年夏に新しく
Runwayのヘッドとなったのが、現在のManaging Directorで組織のトップにあるMatt Walters氏。彼は、自然言語処理のスタートアップTopicmark社の創業メンバーでCFO兼事業開発本部長を務めあげて同社の事業拡大に中心的に貢献をし、そして同社をCFOとして売却を成功に導いた人物。その後、ベンチャーキャピタリストとしてのキャリアも開始をし、Ardent CapitalではPrincipalとして数多くのシリコンバレーでの投資を手掛けることとなります。その後、今では日本でも良く知られている起業家育成プラットフォームFounder InstituteのMentorとして活躍をするかたわら、前述のとおり、Runwayのかじ取りを担うことを任されることとなります。

Walters氏参画以降の、飛ぶ鳥を落とす勢いであるRunwayの一つの大きな特色として、非常に国際色が豊かであるという点があげられます。実際に足を運び入れてみれば一目瞭然ですが、施設内には、ポルトガルのインキュベータや、ドイツのアクセレレータが入居をしており、同国からの優秀な起業家やスタートアップをどんどん米国/Runwayに送り込んできております。さらには、本稿では公表出来ませんが、今年の前半を目途に、さらに数か国がこのRunway内に入居をしてくるそうです。又、日本企業とのパイプも着実に拡大をしているようで、“アメリカ至上主義的”なインキュベータも中には存在する中で、Runwayはアジアや日本から北米を目指す起業家にとっては非常に馴染みやすいカルチャーを育んでいる点が、大きな特色の一つとして挙げられます。

筆者がWalters氏と接点が出来上がったのは、Wildcard Programが昨年秋に開催をしたWild Tour Kickoff 2014において我々に会場の提供をはじめ、我々のプログラムに多面的に協力をいただけたことから始まります。同氏は、日本から本気で北米進出/ローンチを目指ず起業家やスタートアップを見ることは非常に稀で、昨年のWild Tourやその他の取り組みに大いにご賛同を頂けたことは大変喜ばしいことでした。そのような彼ですが、現在は急速にRunwayが成長を踏んでおり、中々こうした外部のイベント(すなわち、Runwayの中で実施されない、我々が手掛けるようなインキュベータや起業家キャンプ等)に時間を割くということは非常に難しいというのが実情です。しかしながら、今回、我々の努力も実り、今春の米シリコンバレーWild Camp 2015には、Key LecturerとしてWalters氏が、本プログラムを通じて日本から北米を目指すスタートアップ/起業家の皆様の為に、同氏にとっても大変貴重な時間を割いていただけることとなりました。

我々がなぜWalters氏にWild Camp 2015のKey Lecturerとしてお招きしたかった大きな理由は:

・ 
Walters氏の豊富な起業/投資経験: 同氏はまだ若いですが、前述のとおり、起業家としての実績、キャピタリストとしての実績、そして、何よりも現在の彼のノウハウを本プログラムに取りこめること

・ 同氏のアジアでの経験: キャリアの初期に、同氏はハイチやタイで生活をする経験があり、アメリカ合衆国の外の文化や慣習を知る人物であること。

・ Runwayでのメソドロジーの伝授: 日本の起業家にとって、Runwayに入居をして半年間事業ローンチに向けた準備が出来るというのは、よほどのコネがない限りにおいては極めて難しいと思われます。そうした中、この短期集中型Wild Campを通じて、限られた時間ではあるものの、Runwayを率いるWalters氏が直接一対一で日本からの参加者と一緒になってビジネスの対北米事業戦略を練るお手伝いをしていただけることは、非常に希少な価値があります。また、Founder InstituteでMentorも手掛ける彼であるので、指導者としても経験値が非常に高い人物であり、従って、指導を受ける立場の日本の起業家の方々にとってもコミュニケーションがしやすくなると期待をしています。


本Wild Camp 2015を通じて同氏との貴重な時間を生かしてもらいたいと願っています。

ご参考までに、Runwayの公式URLは以下です:


http://runway.is/    

-米国

0 Comments

★ここが全く違う!<米シリコンバレー WILD CAMP 2015>あのザッポス・ラボのディレクター/Vegas Tech FundジェネラルパートナーのWill Young氏が1-on-1で指導

1/24/2015

0 Comments

 
Picture
ザッポスと言えば、日本でもビジネス書としてベストセラーとなった「(邦題)Zappos伝説(オリジナル題名-Delivering Happiness)」のTony Hsieh氏が創業をした、靴のネット販売を世界的なブランドにのし上げた著名なスタートアップ企業として既にアマゾンなどといった会社と並んで我々が良く知るブランドであると思います。そんな彼らは、外部のサービスやテクノロジーを自社に取り入れて行くことにおいても積極的であり、具体的には彼らのいわゆる新技術発掘部隊と言えるZappos LabsというR&D部隊があります(ラスベガス/サンフランシスコ両方にチームあり)。

さらに、同社が本社を構える米国ラスベガス市のテックコミュニティーの形成に加担をすることを目的の一つとするVegas Tech Fund(以下「VTF」)というVCファンドも、同社創業者であるHsieh氏が設立され、今までに約93社ほどの投資(うち3件のM&A Exit)実績があります。主にアーリーステージの投資を主体としています。

その、ZapposにおけるZappos Labsのトップであり、またVTFにおいてもジェネラルパートナーとしてファンドからのスタートアップへの投資に大きく加担をする人物が、今回、我々の米シリコンバレーWild Camp 2015にKey Lecturerとして個人的に協力をしていただけることとなった、William Young氏です。Young氏との接点は、筆者が米国シリコンバレーのFashtech業界に係るプロジェクトに携わる頃に出来ましたが、今回、本Wild Camp 2015の主旨にご賛同をいただき、貴重な時間を割いていただけることとなりました。同氏が日本からの起業家やスタートアップのためにこうして時間を割くのは初めてのことです。また、ザッポスとして我々にご協力をいただくのではなく、あくまでYoung氏が一事業家/個人として日本からの参加者のために時間を頂けることとなりますが、これも通常はほとんどないケースで、いかに彼が日本からのアントレプレナーに高い興味を頂いているかということに尽きると思われます。シリコンバレー(あるいは彼がザッポスの仕事で良く訪れるラスベガス)にいると、アジアから沢山のエネルギッシュな起業家が続々とやってくるが、日本からのスタートアップはほとんど聞かないし、会う機会もないとのこと(現在投資をする会社を除き)。

実は、今回のWild Camp 2015でYoung氏をKey Lecturerとして招聘をした大きな理由の一つは、彼がザッポスという、シリコンバレーのみならず、世界的にその経営ビジョンや事業モデルが注目をされ続ける組織において、経営側に近い立ち位置である点があげられます。これは、本Campを通じて日本から北米で本格的にビジネスを開始しようとされる起業家やスタートアップ(あるいは北米進出を新たにご計画される日本からの中小企業)にとっては、普段は翻訳本などを通してのみ、その経営ノウハウやマインドセットを学ぶことが出来ないものを、米シリコンバレーで、同社の新事業をつかさどるキーパーソンであるYoung氏から直接指導を受けられる絶好の学びの場が出来上がるということになります。

二点目は、Young氏が、ザッポス・ラボやVTFでの投資活動を通じて、数多くのスタートアップとの接触をしてきています。従って、そうした豊富な経験に基づいて沢山の知見を彼から得られるということにもなります。

さらには、ザッポス・ラボで事業側から立った物事の味方が出来る一方、VTFでの投資家としての味方も冴えている人物であり、その結果、今回Wild Campへご参加をされる起業家にしてみれば、非常に幅広い観点から広くて深い知見を彼から得る可能性が非常に高いということです(※事業家目線+投資家目線)。

尚、彼が率いるこの
VTFは、日本人の創業による某米国スタートアップへの投資を実行しているチームでもあります。すなわち、日本人のポテンシャルに関して十分に理解をする貴重な存在でもあると言えましょう。ただし、残念ながら日本への出張や滞在予定は皆無とのこと。従って、今回のWild Campを通じて彼から直接ビジネスのブラッシュアップを受けることのできる大変貴重な機会となります。

米シリコンバレーWild Camp 2015を企画するWildcardのこだわりのひとつですが、御呼びする米国側の有識者についても、お一人お一人、日本から北米を目指す起業家/スタートアップにとって意味のあるものとなるよう、細心の注意を払って、参加をされるアントレプレナーにとって他には経験できないものを創り上げることをモットーにしています。

前述のとおり、Young氏のような人物が、こうした日本からの起業家を対象とした短期集中型キャンプに積極帝に時間を割いていただけるケースはまずありません。是非、この機会を生かしてほしいと願っています。

尚、同氏については、以下のサイト等を通じて見ることが出来ます。

https://www.youtube.com/watch?v=dvRO8eS8tIg
  

-米国

0 Comments

(序)ココが他と違う!米シリコンバレー Wild Camp 2015

1/13/2015

0 Comments

 
米国のトップ・インキュベーターといえば、YC(“Y Combinator”)がまず頭に浮かびますが、今や多数がひしめき合います。各々がその良さを持ち得ていると思いますが、されど、皆が異口同音に認めるところとなればごくわずか。そのうちの筆頭株がRunway。今プロジェクト等で関わりをいただく米シリコンバレー/サンフランシスコのビジネスパーソンのうち、今最も勢いに乗る米インキュベータのひとつであるRunwayのMattは、そのRunwayのさらなるビルドアップ(元々は別の創業者によるものであり、彼は昨夏に外部からチームを率いて同社のExpansionを任された人物)で多忙を極めており、ほとんど捕まえることすら最近は難。

そんな彼が、このWild Camp 2015に顔を出していただけるよう、説得しました。 日本からの参加者が多ければ多いほどもちろん彼の士気も高まることでしょう!お互い、相乗効果で行きたいものです!

米の講師陣については、具体的にこれから一人一人、なぜ彼らにこのタイミングで我々が今回お願いをしたのか、深い理由と経緯も含め、皆さんにご紹介していきます。

広告の謳い文句だけでは伝えきれない、我々Wildcardの独自性と現地のパイプが少しでも伝えられればと思います。

Runwayリンク: http://runway.is/team/

今勢いに乗る米Runwayのトップ・Mattが、ご参加者をされる起業家/スタートアップのためにグイグイ付き合ってくれます!

-米国
0 Comments

ガチな1-on-1の真剣勝負<Wild Camp 2015>

1/10/2015

1 Comment

 
Picture
(写真提供: Fox Sports News )
年明け前の12月18日(日本時間)、Wildcard Programは北米シリコンバレー“ガチ”企画の第2弾をローンチ致しました。その名も<Wild Camp 2015>。昨年10月にお陰様で無事終了した「シリコンバレーの一流投資家・起業家とのOne-on-Oneのピッチ・ロードショー」というテーマであったWild Tour Kickoff 2014に続く第2弾となります(※第3弾も多分あると、思います・・・)。尚、Wild Tourは今後も毎年秋頃を目安にシリーズ化をする方向で考えていますが、このWild Campは時期的にその中間に位置することになります。また、日本のゴールデンウィークを利用した短期集中型“ガチ”キャンプとなります。(※ところで、昨秋のWild Tourの開催以降、日本のスタートアップ系メディア等でもこの“ガチ”という表現が気のせいか良く見かけるような気がしますが、単なる錯覚でしょうか。)

やるべきだと思ったものは何でも詰め込むというのがこのWildcard ProgramがWildである所以の一つですが、今回もその路線を踏襲するようにしました。ご参加をされる起業家/スタートアップの方々の大切な日常業務に支障がなるべく少ないと思われる祝日・ゴールデンウィークをまずは選び、そして、クオリティや効率性を鑑みて10日間(移動日や開催期間中の週末等を含むと14日間程度)という期間がちょうど良いのではと考え、当該期間を選択しました。目的意識を高く持って集中力を持続させられる上、起業をされて間もない、多忙極まりない経営者の皆様が大切な日常業務からあまり長く離れてしまうこともなるべく避けることも考慮した結果です。今回の、米シリコンバレー現地における短期集中型セッションの内容詳細に関しては追々公表することとなりますが、マーケットリサーチや顧客開拓といった実務的な要素をなるべく多く取り上げる予定です。また、こちらで事業を営む上で欠かせない法律的な部分に関してもなるべく実用的なテーマを取り上げる予定です。単なる修学旅行的なイベントではなく、ご参加いただくことだけが目的でもなく、あくまで実践・実用性を意識したものに仕立てることがWildcardのミッションです。これは、米国起業/ローンチに先駆けた「手段」です。また、こちらのシリコンバレーで既に存在をする特定の著名なインキュベーター等のプログラム・カリキュラムをそのまま適用するのではなくて、ご参加を頂く起業家/スタートアップの皆様それぞれにカスタマイズをしたものに仕立てるのもWildcardのミッションです。すなわち、「ガチ」なのです。ここが明らかに他とは違う要素の一つです。

そして、我々と共にこちらで皆様に直接指導をしていただける米国側の有識者の面々についても、今シリコンバレーで最も勢いのありそうな存在の中から、我々が日頃から直接ご縁のある数名の方々に絞り込んで今回お願いをさせていただくことを念頭に置きました。今回皆様の前でレクチャーをいただき、なおかつ、一対一でビジネスブラッシュアップを共に手掛ける面々の大半は、彼ら自身が起業をしてビジネスを形成し、その結果成功裏にExitを果たしたシリアルアントレプレナーや、実務経験のあるVC/インキュベーターばかりです。また、ここシリコンバレーで活躍をする日本人起業家への投資を通じて日本人のことをある程度理解をし、その素質を高く評価する人物もいます。※こうしたメンバーが我々のような“リーンな存在”に一緒にわざわざ時間を割いていただけるケースはほとんどありません(米国籍のインキュベータ等のプログラムを日本に売り込む場合は全く別の話)。それだけに、彼らも日本からご参加をされる皆様に大変期待をしています。一度きりではなく、中長期的な視野で北米市場を睨んだ活動をいかに進めて行くのかを、彼らは注視しており、そのために指導をします。

今回は、今シリコンバレーで頭角をあらわして勢いのあるインキュベータである
Runway IncubatorのトップのMatt Walters氏(彼はその他Founder InstituteのMentorの一人でもあります)や、あのZappos創業者のTony Hsiehと共にVegas Tech Fundを操る同ファンド・ゼネラルパートナーのWill Young氏も快く引き受けて頂くことが出来ました。尚、ご存知かもしれませんが、彼が率いる事業投資ファンドVTFは今シリコンバレーで日本人ファウンダーの某米国スタートアップへの投資を実行しているチームであり、従って、日本人のポテンシャルを十分に理解をする貴重な存在でもあります。ただ、日本への出張や滞在予定は皆無とのこと。

※尚、今回のキャンプでご参加をされる日本の起業家やスタートアップの方々の事業分野・領域になるべく沿った方々をご用意したいとの思いもあり、今後さらに2,3名の米国側有識者をレクチャラーとして招待をする予定ですので、そちらも是非に楽しみにしていただければと思います。

さらに、キャンプ最後には、クラウドファンディングでの資金調達、及び世界に向けてのプレゼンテーションの配信もあわせて実施します。そして、ファンディングの結果次第等では、その後北米での本格的な事業ローンチに向けた現地での活動に向けた準備を行えるようにします。具体的なロードマップは個々の参加スタートアップと協議の上で、最終的に最適と判断出来る形をとろうと思います。言うならば、ここから先のステージに目標・ゴールを定めるための強化合宿のようなものです。

そもそもこの企画に至った経緯は、いろいろな要素が交じり合った結果ですが、一つは、“今までありそうで実は微妙に今までにはなかったような”ことを実現させたいとの強い思いです。短期間のうちに「一流の米国起業家等から直接マンツーマン方式でビジネスプランのブラッシュアップ機会を得ることができ、資金調達やプレゼンまでを実施するキャンプ」は他に例がほとんどないのでは、と、プレスリリースでは記載させていただきましたが、この「直接マンツーマン方式で」という部分にこだわりがあります。これは、Wildcardの日本側共同創業パートナーであるアリス起業塾の長坂代表が標ぼうされる大変ユニークな方式の一つですが、これを本キャンプでも踏襲します。もちろん、全体レクチャーもございますが、ご参加いただける起業家/スタートアップが濃密に一対一で直接徹底的な指導が受けられるようにします。もちろん、英語です。ですから、直前1か月には英語のブラッシュアップ講座も開催します。

プレスリリースでも記載を致しましたが、起業しているかどうかは関係ありません。また設立後年数が経過をされていても、新たな試みに挑まれる会社の方々も歓迎します。本気で世界に行きたい、そして世界を変えるインパクトを与えたい、そんな本気の方を募集します。今月1月17日土曜日から、4週連続で毎週土曜日に東京にて無料セミナーを開催します。そして、下旬には大阪や福岡でもセミナーを開催予定です。首都圏のみならず、関西や九州からのご応募も心からお待ち申し上げています!

Wild Camp 2015
に関するインサイトや情報は、4月26日の開催当日直前まで発信・更新します。また、まずは話だけでもお聞きになりたいという方々も、直接ご気軽にご連絡をください。

(注: 本文は前掲の内容をもとに更新したものです)

-米国
1 Comment

"MVP"が投資家へもたらすパワフルな説得力

1/8/2015

0 Comments

 
Picture
(Photo Courtesy: e-net shop株式会社)
MVPと言えば、まず頭に思い浮かぶのはスポーツの世界で最優秀選手に称えられる“Most-Valuable-Player”。しかし、今回のテーマである“MVP”とはこれとは全く異なります。スタートアップの経営に携わる方々や企業組織等で新規事業を手掛けられる方々にとっては今や一般化されつつある(少なくとも欧米では)概念ですが、それは、“Minimum-Viable-Product(以下「MVP」と表記)”の略称です。MVPとは、いわば、"とある会社がその事業本来のサービスや製商品の最も初期的な段階のもの"を指すと言えます(※より的確な学術的/専門的定義は本稿では割愛します)が、これは、米シリコンバレーにおいても大変重要な役割を果たします。

では、どういう役割の事を指すのか?

それは、<※投資家や事業会社を説得させる役割を果たす>ということです。言い換えれば、いくらすばらしく斬新なアイディアであっても、それらを熱く語ったところで、このMVPまで行き届いていなければ、その相手に対する説得力は格段に弱まるケースが殆どであるということです。

前述のとおり、MVPとは、一般的に「実用最小限度の用途を取り揃えた製品」「当該製商品の実用性等の検証に必要な最低限の機能を持った製品
」といった表現が用いられ、いずれも妥当な表現であると考えられます。あるいは、「※当該製商品/サービスのターゲットとする利用者/ユーザーがその基本的な付加価値を容易に理解できるような単純な製品」と表記するとよりしっくりときます。

では、投資家やそのスタートアップとビジネスを共にしようと考える事業会社がMVPを通じて何を見極めようとするのか。それは、まず、そのスタートアップの経営者/経営チームの実行力を見るのです。VCなどは数多くのビジネスプランとそれらのビジネスを手掛けられる膨大な経営者/起業家の方々とお話をする機会に恵まれていますが、手元に来る資料が膨大であればあるほど、一つ一つ小まめに見る時間的な余裕は全くなくなります。その場合、少しでも他よりも抜きん出たものがあると彼らの目に留まる可能性が高まります。特に、唯一無二の事業プランというものはこの世においてはほぼ皆無に等しいわけですから(例え経営者自身がそう信じていても)、数多くの<プラン(Plan)>が山積みする中、<ドゥー(Do)>までを半歩先まででも実際に踏み入れているのとそうでないのとでは想像出来る以上にはるかに大きな差別化が図れる可能性が高いです。従って、まずは経営者を含む創業メンバー自らが、各々出来得ることを100%のところまで自前だけで成し遂げられていれば、結果的に、その会社が本気かどうか、行動を伴わない中途半端な創業/経営チームでないか否かの良き判断材料となり得るということです。殊に米シリコンバレー(恐らく日本やアジアにおいてももはや一緒と思われますが)においては、「“So what’s your Minimum Viable Product?”」という会話は枕詞となっています。もちろん、ハード/ソフトの製商品のみならず、サービス関連事業においても同様です。

例えば、日本国内に留まらない
EC(Eコマース/ソーシャルコマース)であれば、たった一つの製品だけでもまずは実際に商売として売り遂げられたか、そのECサイトを利用されたユーザーがどれだけ存在をし、どういうフィードバックやTestimonials
を得られたか、それぞれの国で異なる事象に遭遇したか(法的な側面で何等か当初には予期せぬ壁にぶつかったか否か、等)、国際間の決済がうまく行かなかった事例はなかったか、それにどう対応したのか、品物(物品の場合)は壊れたか否か、など、投資家がデューデリジェンス(投資実行前の一連の投資検討審査のプロセス)上の懸念事項の各々に対する実証結果が、初期的なサービスをとりあえずは実行してみることによってそこには用意されているわけです。ソフトウェア/アプリ等であれば、バグがあるか否か、ハードウェアであれば使い勝手は想定と比べて実際にはどうか、等ですね。前述のECの場合の簡単なケースを見ても、投資デューデリジェンスの3本柱のうちの二つである事業デューデリ、法的デューデリ(残りはフィナンシャル・デューデリ)の要素を幾分何等か検証できる客観材料が生まれると考えられます。もちろん、本格的なデューデリジェンスに要求されるような質の要素が出そろうかは別ですが、そんなことはどうでも良いのです。

さらに、その事業の潜在的な市場規模を検証する上での客観的な参考データとして大変重宝される可能性も十分にあります。特に、投資家等のほとんどは、前例のないブラックボックスそのものに資金を投入するというリスクを抱えているため、米シリコンバレーであろうが日本国内であろうが関係なく、何らか将来を予想する良き手がかりがあればあるほど心理的なリスクを和らげる効果が期待できます。そして、MVPを経ていざ本格的にサービスインをする場合に(その段階では最初の外部資金 => VC
/エンジェル資金が取り入れられているケースが少なくないと思います)、設立当初(アイディアベースの段階)のビジネスプランと様変わりをする可能性も十分ありますが、それは単衣に事業性がより高まったものとなっていることが十分考えられます。

要は、ここでは、MVPの学術的な定義について正解を追求するのが目的ではなく、MVPが米シリコンバレーでは一種のリトマス紙としていわば常識化した状態にある点を共有/指摘しておきたいということです。良くBootstrapという表現が今では聞きなれた言葉となりつつありますが、スタートアップが手元資金でどこまで自らの手で(そして周囲の協力をどこまで得られて)前進しきれるか(すなわち、Bootstrap
出来るか)、投資家がその経営者や経営陣の素養や素質を見極める上でとても大切な指標となります。なぜなら、ベンチャー投資においては、日本も含め、米シリコンバレーではそれこそ「人に投資をする」という概念が浸透しているからです。その他、MVPを意識することによって、さまざまな付随効果も得られるものと推察致します<例:事業を一通りあるレベルまでやり通す/試すことによるスタートアップの創業者としての自己検証の機会、事業にスピード感が出る、など>

末筆ながら、今までに実務・経営経験が乏しいと思われるような創業経営者/チームにとって、MVPは、客観的に自分達がある程度事業を回せる力を証明出来る手段となろうかと思います。良く「貴方はまだ実務経験がないから・・・」との文句で話が前に遅々として進まないケースが多いですが、それって「鶏と卵」のような話であるように思えてなりません。そういう”naysayer”を黙らせる上で、MVP
は一つの良い材料となるかと思います。

-米国

0 Comments

August 22nd, 2015

1/1/2015

0 Comments

 
0 Comments

    Categories

    All

    Archives

    February 2022
    November 2021
    January 2021
    November 2020
    September 2020
    August 2020
    July 2020
    March 2020
    February 2020
    January 2020
    November 2019
    October 2019
    June 2019
    May 2019
    February 2019
    September 2018
    December 2017
    October 2017
    August 2017
    July 2017
    November 2016
    October 2016
    April 2016
    September 2015
    July 2015
    May 2015
    March 2015
    February 2015
    January 2015
    December 2014
    November 2014
    October 2014
    September 2014
    August 2014
    July 2014

    RSS Feed

2013‣2022 Wildcard Incubator.   All Rights Reserved.  
Home
About
Team
Contact
Blog